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2023年4月より9価のHPVワクチンが定期接種で接種可能となりました。
4価ワクチン: 11歳(小学6年生)〜16歳(高校1年生) 3回接種
9価ワクチン: 11歳(小学6年生)〜14歳 2回接種
15歳 〜16歳(高校1年生) 3回接種
上記のように接種方法や接種できるワクチンが年齢で異なるため、参考までに現時点での知見をお知らせします。
4価ワクチンの3回接種は10年以上の予防効果が報告されています。
対して9価ワクチンの3回接種は現時点では7-8年の予防効果が確認されています。2回接種はまだ長期的な効果は不明ですが、4価ワクチンの2回接種に10年間の予防効果の報告があることから同等の効果が期待されています。
また子宮頸がんの原因となるHPVは数種類あり、それら複数のウイルスにより発症した子宮頸がんのうち、4価ワクチンは約65%、9価ワクチンは約88%の子宮頸がんを予防可能と報告されています。
以上の情報を踏まえて、接種年齢や接種ワクチンを選択してください。
当院では9価ワクチンの接種を推奨しています。